2019年5月28日の午前7時40分頃に、川崎市登戸の公園で通り魔事件が発生。
狙われたのは、小学校のスクールバスを待つ幼い子供たちでした。
幼い命を狙った非道な事件の詳細をお伝えしまう。
カリタス小学校のスクールバスを待っている児童らを狙う
川崎市登戸にある登戸第一公園で、カリタス小学校に在籍する小学生らが、送迎のスクールバスを待っているとき、その事件は起きました。
これは事件があった、登戸第一公園です。
28日7時40分頃、40〜50代と見られる男が、スクールバスを待つ児童らに近づき、刺身包丁で次々と無差別に切りつけました。
19人が怪我をして、そのうち2人が心肺停止、1人の女児がお亡くなりになっています。
スクールバスを運転していたドライバーによると、当時スクールバスはすでに登戸第一公園に到着しており、児童達をスクールバスに乗せようとしたら、児童らの悲鳴が聞こえたと言います。
無差別に弱いものを狙うこのような犯行に、世間ではどよめきが巻き起こっています。
なぜカリタス小学校の児童らが狙われたのか
犯行現場となった登戸第一公園は、カリタス小学校に通う児童らのためのスクールバスの停留所になっており、毎日児童らはこの公園でスクールバスを待っていました。
今回犠牲となった人の中には、大人も含まれていることから、児童らを送るために付き添いとして居合わせた保護者と考えられます。
心肺停止で病院に運ばれた3人のうち、1人は30代、1人は10代の少年ということから、付添の保護者の方が、巻き込まれた可能性が高いです。
カリタス小学校とは
神奈川県川崎市多摩区中野島にある私立の小学校で、総児童数は646人。
この学校はキリスト教カトリックの理念に基いた教育を行っています。
児童の半数は女の子だといいます。
創立は1963年で低学年の時から、フランス語の教育に力を入れている。
☆教育目標 「共に祈り、学び、仕える人に」
・ カトリック教育:人と生きものをいつくしむ「心の教育」
・ 基礎学力の重視:共に学び合う場を通して自ら培っていく「考える力」
・ 総合教育活動:五感を磨きながら身につけていく「本物の学力」
カリタス小学校の制服
カリタス小学校は私立の小学校で、制服もあります。
女の子は、夏はブルーとグレーのワンピースに赤いリボンと帽子を着用しています。
男の子はブレザーと短パンに赤い蝶ネクタイです。
事件当時もこのような制服にランドセル姿で、カリタス小学校からのスクールバスを待っていました。
運動会を終えたばかりのカリタス小学校の悲劇
5月25日、学校の大イベントである運動会がカリタス小学校で開かれました。
我が子の成長を間近で見られる運動会のあとに、このような惨事が起こってしまったこと、本当にお辛い状況だと思います。